ケアマネ試験は何点とれば合格できるのでしょうか? この簡単そうで、ちょっと複雑なテーマについて解説してみます。

ケアマネ試験の合格点は試験センターが決めている

ケアマネ試験の合格点をどのように決めるかについては「介護支援専門員実務研修受講試験事業実施要綱」に記載されています。

 

「介護支援専門員実務研修受講試験事業実施要綱」を見てみると

「介護支援分野と保健医療福祉サービス分野のそれぞれの分野で、 別途、都道府県知事又は登録試験問題作成機関が設定する一定割合以上の正答の場合に合格とする。」

となっています。

 

実際には登録試験問題作成機関である公益財団法人社会福祉振興・試験センターが設定しています。

都道府県知事が設定するということはありません。

細かいことを言えば、試験センターが設定したものを元に、都道府県が決定するという体裁になっているんですね。

 

ケアマネ試験の合格点は全国共通

ケアマネ試験の合格点の設定は全国どこの都道府県も同じです(試験問題も)。

なのに、都道府県ごとの合格率をみると、結構ばらつきがあったりします。不思議なものですね。

受験環境(受験対策講座の有無、職場の理解・環境)などの影響があるのかもしれません。

 

ケアマネ試験の合格点は基準補正から決められる

公益財団法人社会福祉振興・試験センターが設定する合格点は基準補正という2つの要素から決められています。

この2つの要素についてみていきましょう。

 

基準について

まず、基準についてですが、

「介護支援分野と保健医療福祉サービス分野のそれぞれの分野ごとに正答率70%を基準」

となっています。

 

これを試験の問題数に当てはめてみると

分野 70%の点数 問題数
介護支援分野 17.5点 25問
保健医療福祉サービス分野 24.5点 35問

となります。

 

補正について

次に「補正」についてですが、

「問題の難易度で補正」

となっています。

 

結論 合格点は毎年違う

介護支援分野と保健医療福祉サービス分野でそれぞれ正答率70%を基準とするが、問題の難しさの程度によって、毎年合格点は上がったり下がったりするというになります。

 

過去の合格点

実際に過去の合格点がどのようになっているか過去8年分を見てみましょう。

年度 (回数) 介護支援分野の合格点 (合格点の正答率) 保健医療福祉分野の合格点 (合格点の正答率)
令和2年度(第23回) 13点(52%) 22点(63%)
令和元年度(第22回)(再試験) 16点(64%) 25点(71%)
令和元年度(第22回) 15点(60%) 24点(69%)
平成30年度 (第21回) 13点(52%) 22点(63%)
平成29年度 (第20回) 15点(60%) 23点(66%)
平成28年度 (第19回) 13点(52%) 22点(63%)
平成27年度 (第18回) 13点(52%) 25点(71%)
平成26年度 (第17回) 14点(56%) 25点(71%)
平成25年度 (第16回) 15点(60%) 26点(74%)

となっています。

ここ数年の傾向としては、合格点は正答率70%を下回ることの方が多いようですね。

 

介護支援分野、保健医療福祉分野とも、合格点を超えている場合に合格となります。

いずれか一方の分野でも合格点を下回る場合は、残念ながら不合格となりますので注意が必要です。

 

どこを目指すべきか

ケアマネ試験を受験する際に最低限目指すところは、ひとまず両方の分野でそれぞれ70%以上正答できることと考えればよいでしょう。