【無料】過去問と肢別解説|ケアマネ試験 平成28年度 問題15
要介護認定の広域的実施の目的として適切なものはどれか。3つ選べ。
1 第2号被保険者の保険料の統一
2 介護認定審査会委員の確保
3 市町村間の要介護状態区分ごとの分布の統一
4 近隣市町村での公平な判定
5 認定事務の効率化
解答
2、4、5
介護保険制度創立当初から、制度の広域化が推奨されています。「平成11年版厚生白書」第1編第2部第2章第1節2(6)「広域的な取組みへの支援」の中に以下の記載があります。
介護保険に関する事務について広域的な取組みを行うことについては,
1) 要介護認定業務の広域化により,認定の客観性や公平性がより確保されるとともに,医師,看護婦など審査会の委員の確保がしやすくなるなど,介護認定審査会の事務運営が効率的にできる
2) サービス基盤整備の広域化により,均衡の取れたサービス基盤整備を進めることができる
3) 保険財政の基盤が安定するとともに,周辺市町村間での保険料の平準化が図られる 等の効果がある。
1 第2号被保険者の保険料の統一
適切ではありません。
2 介護認定審査会委員の確保
適切です。
3 市町村間の要介護状態区分ごとの分布の統一
適切ではありません。
4 近隣市町村での公平な判定
適切です。
5 認定事務の効率化
適切です。