【無料】過去問と肢別解説|ケアマネ試験 平成28年度 問題46 

ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 クライエントの意欲を高めるために、小さな事柄から自己決定を促すことが重要である。
2 クライエントが希望する必要なサービスを同居家族が望まない場合には、家族の意向を優先する。
3 クライエントと家族の間の問題を調整することは、クライエントとの信頼関係を崩壊させる原因となるため、できるだけ控えるべきである。
4 クライエントに必要な介護サービス等を活用して、家族の過重な介護負担を軽減する。
5 クライエントの生命の危険を予見したときは、専門職による介入を試みる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答

1、4、5

 

1 クライエントの意欲を高めるために、小さな事柄から自己決定を促すことが重要である。

適切です。

相談援助場面で相談者と援助者の援助関係を形成する際の技術を代表するものとして「バイステックの7原則」というものがあります。

クライエントの自己決定を促して尊重することはケースワークの原則の1つとされています。

バイステックの7原則
原則1 クライエントを個人として捉える(個別化)
原則2 クライエントの感情表現を大切にする(意図的な感情の表出)
原則3 援助者は自分の感情を自覚して吟味する(統制された情緒的関与)
原則4 受けとめる(受容)
原則5 クライエントを一方的に非難しない(非審判的態度)
原則6 クライエントの自己決定を促して尊重する(クライエントの自己決定)
原則7 秘密を保持して信頼感を醸成する(秘密保持)

 

2 クライエントが希望する必要なサービスを同居家族が望まない場合には、家族の意向を優先する。

適切ではありません。

自己決定の原則の観点より、本人よりも家族の意向を優先することは望ましくないと考えられます。

 

3 クライエントと家族の間の問題を調整することは、クライエントとの信頼関係を崩壊させる原因となるため、できるだけ控えるべきである。

適切ではありません。

家族関係の調整を行なうことはソーシャルワークの代表的な役割の1つです。

 

4 クライエントに必要な介護サービス等を活用して、家族の過重な介護負担を軽減する。

適切です。

家族の負担が過度にならないように調整することはソーシャルワークの役割です。

介護サービスを利用するのはその手法の一つとなります。

 

5 クライエントの生命の危険を予見したときは、専門職による介入を試みる。

適切です。

ソーシャルワークの行動倫理上、生命保護は最も優先されるべきと考えられます。

生命の危険を回避する方法の一つとして専門職の介入は適切です。

 

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