【無料】過去問と肢別解説|ケアマネ試験 平成28年度 問題49
マクロ・ソーシャルワーク(地域援助)として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 社会福祉協議会による一人暮らし高齢者への声かけ活動のための住民の組織化
2 地域包括支援センターの社会福祉士による高齢者を虐待する家族への面接
3 住民が手軽に福祉サービスの情報を入手できる手段の創設
4 特別養護老人ホームの生活相談員による入所者に対するグループ活動
5 コンビニエンスストアや商店街、地域の企業などの社会資源が行う認知症高齢者の見守り活動
解答
1、3、5
1 社会福祉協議会による一人暮らし高齢者への声かけ活動のための住民の組織化
適切です。
地域で求められている福祉サービスを開発したり拡充することは地域援助のひとつと言えます。
2 地域包括支援センターの社会福祉士による高齢者を虐待する家族への面接
適切ではありません。
マクロ・ソーシャルワーク(地域援助)とは、地域を対象とした、地域で生じている課題に対する援助の働きかけのことを言います。個別の問題への援助は地域援助ではなく、個別援助となります。
3 住民が手軽に福祉サービスの情報を入手できる手段の創設
適切です。
地域の福祉サービスの情報を入手しやすくし、利用に結び付けることは地域援助のひとつと言えます。
4 特別養護老人ホームの生活相談員による入所者に対するグループ活動
適切ではありません。
集団に対するグループ活動に対する援助は地域援助ではなく集団援助のひとつと言えます。
5 コンビニエンスストアや商店街、地域の企業などの社会資源が行う認知症高齢者の見守り活動
適切です。
地域において新たな福祉サービスを開発していくことは地域援助のひとつと言えます。