【無料】過去問と肢別解説|ケアマネ試験 平成28年度 問題52 

介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 家具の修繕は、生活援助として算定する。
2 利用者以外の家族の衣類の洗濯は、生活援助として算定する。
3 ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てることは、身体介護として算定する。
4 1人の利用者に対して同時に2人の訪問介護員がサービスを提供しても、2人分の訪問介護費は算定できない。
5 処方薬の受け取りは、生活援助として算定する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答

3、5

 

1 家具の修繕は、生活援助として算定する。

正しくありません。

家具の修繕は、平成12年11月16日老振第76号「指定訪問介護事業所の事業運営の取扱等について」において、「一般的に介護保険の生活援助の範囲に含まれないと考えられる事例」のひとつに挙げられています。

 

2 利用者以外の家族の衣類の洗濯は、生活援助として算定する。

正しくありません。

利用者以外のものの洗濯は、平成12年11月16日老振第76号「指定訪問介護事業所の事業運営の取扱等について」において、「一般的に介護保険の生活援助の範囲に含まれないと考えられる事例」のひとつに挙げられています。

 

3 ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てることは、身体介護として算定する。

平成17年7月26日厚労省医政局長通知「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」において、「原則として医行為ではないと考えられる行為」が明示されました。医療的な行為の内、これらの行為は(条件によりますが)介護職員が行なうことができる行為となります。

以下に簡略化して記載します。
・体温計測(脇下:水銀体温計・電子体温計、外耳道:耳式電子体温計)
・血圧測定(自動血圧測定器)
・パルスオキシメータの装着
・軽微な切り傷、擦り傷、やけど等についての処置(汚物で汚れたガーゼの交換を含む)
・軟膏の塗布(祷瘡の処置を除く)
・湿布の貼付
・点眼薬の点眼
・-包化された内用薬の内服(舌下錠の使用も含む)
・坐薬の挿入
・点鼻薬の噴霧
・爪切り、やすりがけ
・歯・口腔粘膜・舌に付着している汚れ除去
・耳垢の除去(耳垢塞栓の除去を除く)
ストマ装具のパウチにたまった排泄物の廃棄
・自己導尿の補助(カテーテルの準備、体位の保持)
・浣腸(市販のディスポーザブルグリセリン涜腸器を使用)

訪問介護のサービスとして実施する場合、上記の行為は「利用者の身体に直接接触して行う介助サービス」に該当しますので、身体介護として算定します。

正しいです。

ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てることは身体介護として算定できます。

尚、ストマ装具の交換についても、条件によっては身体介護として算定できる場合があります。

 

4 1人の利用者に対して同時に2人の訪問介護員がサービスを提供しても、2人分の訪問介護費は算定できない。

正しくありません。

同時に2人の訪問介護員が1人の利用者に対してサービスを提供した場合には2人分の訪問介護費を算定することができます。

 

5 処方薬の受け取りは、生活援助として算定する。

正しいです。

薬の受け取りは、平成12年3月17日老計第10号「訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について 」において、生活援助の内容のひとつとして例示されています。

 

 

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