【無料】過去問と肢別解説|ケアマネ試験 平成28年度 問題57 

介護老人福祉施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 やむを得ない事由があれば、要介護1又は2の人でも入所できる。
2 あらかじめ協力歯科医療機関を定めておくよう努めなければならない。
3 入所者が入院する場合には、3か月間は空床にしておかなければならない。
4 他の職務と兼務していない常勤の介護支援専門員を1名以上置かなければならない。
5 歯科医師から技術的指導を受けた介護職員が口腔ケアを行った場合は、口腔衛生管理加算を算定できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答

1、2

 

1 やむを得ない事由があれば、要介護1又は2の人でも入所できる。

正しいです。

法第8条第22項及び介護保険法施行規則第17条の10において、要介護1または2の人もやむを得ない事由があれば入所できる旨、規定されています。

①法第8条の中で介護老人福祉施設の入所者を「厚生労働省令で定める要介護状態区分に該当する状態である者」と「居宅において日常生活を営むことが困難な者として厚生労働省令で定めるもの」に限定することを規定しています。
「この法律において「…当該特別養護老人ホームに入所する要介護者(厚生労働省令で定める要介護状態区分に該当する状態である者その他居宅において日常生活を営むことが困難な者として厚生労働省令で定めるものに限る。以下この項及び第二十七項において同じ。)…」。

 

②介護保険法施行規則第17条の10において、「居宅において日常生活を営むことが困難な者として厚生労働省令で定めるもの」について、要介護1または2であり、かつ、やむを得ない理由がある人である旨、規定されています。

「法第八条第二十二項 の居宅において日常生活を営むことが困難な者として厚生労働省令で定めるものは、認定省令第一条第一項第一号 又は第二号に掲げる要介護状態区分に該当する者であって、その心身の状況、その置かれている環境その他の事情に照らして、居宅において日常生活を営むことが困難なことについてやむを得ない事由があると認められるものをいう」。

*認定省令第一条第一項第一号に掲げる要介護状態区分に該当する者:要介護1

*認定省令第一条第一項第二号に掲げる要介護状態区分に該当する者:要介護2

 

2 あらかじめ協力歯科医療機関を定めておくよう努めなければならない。

正しいです。

平成11年厚生省令第39号「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第28条第2項において、協力歯科医療機関を定めておくよう努めなければならない旨、規定されています。

「指定介護老人福祉施設は、あらかじめ、協力歯科医療機関を定めておくよう努めなければならない」。

尚、協力病院は定めておかなければなりません。

協力病院:義務
協力歯科:努力義務

 

3 入所者が入院する場合には、3か月間は空床にしておかなければならない。

正しくありません。

平成11年厚生省令第39号「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第19条において、入所者が入院する場合の対応について、規定されています。
空床にしておく義務はありません。おおむね三月以内に退院することが明らかに見込まれる場合については、円滑に再入所することができるよう配慮することが義務付けられています。

「指定介護老人福祉施設は、入所者について、病院又は診療所に入院する必要が生じた場合であって、入院後おおむね三月以内に退院することが明らかに見込まれるときは、その者及びその家族の希望等を勘案し、必要に応じて適切な便宜を供与するとともに、やむを得ない事情がある場合を除き、退院後再び当該指定介護老人福祉施設に円滑に入所することができるようにしなければならない」。

 

4 他の職務と兼務していない常勤の介護支援専門員を1名以上置かなければならない。

正しくありません。

平成11年厚生省令第39号「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」第2条第9項において、(条件付きで)兼務可能である旨、規定されています。

「第一項第六号の介護支援専門員は、専らその職務に従事する常勤の者でなければならない。ただし、入所者の処遇に支障がない場合は、当該指定介護老人福祉施設の他の職務に従事することができる」。

 

5 歯科医師から技術的指導を受けた介護職員が口腔ケアを行った場合は、口腔衛生管理加算を算定できる。

正しくありません。

平成12年厚生省告示第21号「指定施設サービスに要する費用の額の算定に関する基準」別表「1 介護福祉施設サービス」の「リ 口腔衛生管理加算」の「注」において、歯科衛生士が口腔ケアを行った場合に算定できる旨、規定されています。

「別に厚生労働大臣が定める基準に適合する指定介護老人福祉施設において、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が、入所者に対し、口腔ケアを月4回以上行った場合に、1月につき所定単位数を加算する。ただし、この場合において、口腔衛生管理体制加算を算定していない場合は、算定しない」。

 

 

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