【無料】過去問と肢別解説|ケアマネ試験 平成28年度 問題58 

生活保護制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 介護保険の介護保険料は、生活扶助として給付される。
2 介護扶助による介護の給付は、介護保険法の指定を受け、かつ、生活保護法による指定を受けた事業者等に委託して行われる。
3 被保護者が介護保険の被保険者である場合は、介護保険の保険給付より介護扶助が優先して給付される。
4 介護保険制度に基づく住宅改修は、住宅扶助の対象である。
5 医療扶助による医療の給付は、入院又は通院により治療を必要とする場合に、生活保護の指定医療機関に委託して行われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答

1、2、5

 

1 介護保険の介護保険料は、生活扶助として給付される。

正しいです。

介護保険料生活扶助として給付されます。

介護保険のサービスを利用した際の1割負担分は介護扶助として給付されます(現物給付)。

 

2 介護扶助による介護の給付は、介護保険法の指定を受け、かつ、生活保護法による指定を受けた事業者等に委託して行われる。

正しいです。

介護扶助による介護の給付(65歳以上はサービス利用料の1割、40歳以上65歳未満は10割)は、生活保護法第34条の2第2項において、原則として介護保険法の指定を受け、かつ、生活保護法による指定を受けた事業者等に委託して行われる旨、規定されています。 

「前項に規定する現物給付のうち、居宅介護(…)、福祉用具の給付、施設介護、介護予防(…)、介護予防福祉用具及び介護予防・日常生活支援(…)の給付は、介護機関(…)であつて、第五十四条の二第一項の規定により指定を受けたもの(…)にこれを委託して行うものとする」。 

 

3 被保護者が介護保険の被保険者である場合は、介護保険の保険給付より介護扶助が優先して給付される。

正しくありません。

生活保護制度には補足性の原理というものがあり、保護を受ける世帯は全員がその利用しうる資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを前提としています。この一環として、他の法律により給付を受けることができるときは、他の法律による給付が優先されることとなっています。

 

4 介護保険制度に基づく住宅改修は、住宅扶助の対象である。

生活保護法第15条の2において、介護扶助の内容が以下の通り規定されています。

一  居宅介護(居宅介護支援計画に基づき行うものに限る。)
二  福祉用具
三  住宅改修
四  施設介護
五  介護予防(介護予防支援計画に基づき行うものに限る。)
六  介護予防福祉用具
七  介護予防住宅改修
八  介護予防・日常生活支援(介護予防支援計画又は介護保険法第百十五条の四十五第一項第一号 ニに規定する第一号 介護予防支援事業による援助に相当する援助に基づき行うものに限る。)
九  移送

正しくありません。

住宅改修は介護扶助の対象となります。

 

5 医療扶助による医療の給付は、入院又は通院により治療を必要とする場合に、生活保護の指定医療機関に委託して行われる。

正しいです。

医療扶助による医療の給付は、生活保護法第34条第2項において、医療保護施設を利用するか、医療保護機関または指定保護機関に委託して行われる旨、規定されています。

「前項に規定する現物給付のうち、医療の給付は、医療保護施設を利用させ、又は医療保護施設若しくは第四十九条の規定により指定を受けた医療機関にこれを委託して行うものとする」。 

 

 

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