【第21回:平成30年度 ケアマネ試験】問題1

介護保険法第1条(目的)に規定されている文言として正しいものはどれか。2つ選べ。

1 高齢者の権利利益の擁護に資する
2 高齢者の心身の健康の保持及び生活の安定を図る
3 国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図る
4 有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができる
5 高齢者の居住の安定を図る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

3、4

 

【どんな問題?】

介護保険法と他の法律との見分けができるかどうかを問う問題です。
難しそうにみえて、あることを知っていれば、実は簡単な問題でした。

 

【解説】

介護保険法が主に高齢者を対象とする法律であることは間違いありませんが、実は高齢者という言葉はほとんど出てきません。
皆さん気がついていましたか?

介護保険法に登場する人の呼び方は、被保険者要介護者などの表現になっています。
このことを理解しておけば、それだけで正答3、4が導けます。

動画でも解説しています↓

 

1 高齢者の権利利益の擁護に資する

2 高齢者の心身の健康の保持及び生活の安定を図る

3 国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図る

4 有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができる

5 高齢者の居住の安定を図る
 

 

【覚えなくてよいところ】

1の「高齢者の権利利益の擁護に資する」は「 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)」の目的になっています。それ以外でも「権利利益の擁護」は人権や虐待に関係するいろいろな法律の目的になっています。
2の「高齢者の心身の健康の保持及び生活の安定を図る」は「老人福祉法」の目的になっています。
5の「高齢者の居住の安定」は「高齢者の居住の安定確保に関する法律」というサービス付き高齢者向け住宅について法律の目的になっています。

 

【合格に向けてのインプット】

介護保険の目的

介護保険とは、簡単にいうと、
[要介護状態(要支援状態)の人に介護や機能訓練や医療を給付します]という制度です。
これを理解しておけば、第1条の内容を知らなくても、
「権利利益の擁護」とある選択肢1
「居住の安定」とある選択肢5
は排除できますね。

介護保険法の目的は、
[要介護状態(要支援状態)の人が尊厳を保持し、有する能力に応じた自立した日常生活を営むこと]です。
保険制度によって介護や医療などのサービスの給付行なうのはその手段です。結果として国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図るという建付けになっています。

介護保険制度の目的について動画で解説しています↓

 

介護保険法第1条のキーワード

●尊厳
●自立
●保健医療の向上
●福祉の増進

の4つを覚えておきましょう。

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