介護福祉士試験過去問解説【第30回】問題1~問題25

この介護福祉士試験過去問解説について

この過去問解説について
・できるだけ暗記を少なくし、理解力で問題を解くことを目指しています。
・難しい選択肢は消去法で解けばよいというスタンスです。
・満点は目指さず、取れない問題は気にしないスタンスです。
・難しい用語の利用や根拠法令の提示はなるべく避け、わかりやすい表現を心がけています。
・試験に合格することを目指しているため、表現が正確ではない場合があります。
・内容には万全を期していますが、誤りがあっても責任は負いかねます。また内容は予告なく修正することがあります。

問題1~5

問題1
1960年代後半からアメリカで展開した自立生活運動に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 障害者自身の選択による自己決定の尊重を主張している。
2 障害者の自立生活は、施設や病院で実現されるとしている。
3 「ゆりかごから墓場まで」の実現にむけた制度設計を目指している。
4 障害者が機能回復を図ることを「自立」としている。
5 介護者を生活の主体者として捉えている。

いわゆる歴史問題です。歴史問題は、損なわれていた障害者の人権や立場が普通の人(障害がない人という意味です)と同様に改善されていくという文脈で出題されます。
具体的には
制約→解放
施設・病院→地域
機能・能力の自立→生活全般の自立
といったイメージです。

ですので、
2(施設や病院に限定的)
4(機能回復に限定的)
5(当然、本人主体でないと)
はXです。

あとは3の「ゆりかごから墓場まで」を知っていれば確実に正答できますが、
知らなくても、50%の確率です。正答できたらラッキーということで。
1の「障害者自身の選択による自己決定」って自立のことですね。
このような手掛かりがある選択肢の方が正答率が高いことも覚えておきましょう。

解答 1

問題2
Aさん(65歳、男性、要介護2)は、昨年、アルツハイマー型認知症と診断された。妻は既に亡くなり、娘のBさん(35歳)は遠方に嫁いでいる。Aさんは、現在、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で生活している。Aさんは介護福祉職に対して、「Bは頭もいいし、かわいいし、きっと妻に似たんだな」とよく話していた。Bさんが面会に来た時、「誰だい。ご親切にありがとうございます」というAさんの声と、「私はあなたの娘のBよ、忘れちゃったの」「お父さん、しっかりしてよ」と怒鳴るBさんの声が部屋から聞こえた。
介護福祉職がAさんへのアドボカシーの視点からBさんに行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 Aさんへの行動は間違っていると話す。
2 Bさんに対するAさんの思いを話す。
3 Aさんの成年後見制度の利用を勧める。
4 Aさんとはしばらく面会しないように話す。
5 Bさんの思いをAさんに伝えると話す。

こういう問題は、何の話かを理解すれば、事例部分はしっかり読まなくても解けます。
この場合はアドボカシーの話と書いてあります。
アドボカシーいうのは、簡単にいうと、
本人に代わって本人の言い分や権利を主張すること
です。
本人がAさんですから、本人Aさんの言い分を主張している選択肢を探します。

2 Bさんに対するAさんの思いを話す。
になります。

一応他の選択肢をみてみると
1(Aさんの言い分を主張する行動とは違う)
3(Aさんは成年後見制度利用なんて望んでない)
4(Aさんと面会しないことなんて望んでない)
5(これはAさんではなくBさんのための行動)
のでXです。

解答 2

問題3
利用者との関係を構築するためのコミュニケーションの基本として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 聞き手に徹する。
2 声の高低や抑揚を一定に保つ。
3 身振りや手振りは最小限にする。
4 介護福祉職の主観を基準にする。
5 利用者の生活史を尊重する。

この問題はコミュニケーションの技術の基本の話です。

まず
2(声の高低や抑揚は一定ではなく強弱つける)
3(身振りや手振りは最小限ではなく大きく)
4(介護福祉職の主観は問題外)
はXです。

2、3を知らなかった人は、テキストを読んでおきましょう。
4の主観の意味が解らない人は辞書で調べておきましょう。

コミュニケーションの基本として傾聴という技術もありますので、
1の「徹する」のニュアンスが微妙ですが
5の「尊重する」をXにすると尊重しないことになってしまいますので、
1と5を天秤にかけて、5を選びます。

解答 5

問題4
最近、Cさんがレクリエーション活動を休むことが多くなったので、担当のD介護福祉職はCさんに話を聞いた。Cさんは、「参加したい気持ちはあるので、次回は参加します」と言いながらも、浮かない表情をしていた。D介護福祉職は、「自分の気持ちを我慢しなくてもいいですよ」とCさんに言った。
この時のD介護福祉職の言葉かけに該当するバイステックの7原則の内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 秘密保持
2 自己決定
3 非審判的態度
4 意図的な感情表出
5 個別化

「言葉かけに該当するバイステックの7原則の内容」という問いが分かりにくいですが、つまり、D介護福祉職の言葉はどの法則に基づいているかを聞かれています。
この場合、D介護福祉職はCさんが本音を言っていないように感じたから、Cさんに対して本音を言っていいんだよという意味のことを伝えていますね。

つまり、隠している感情を表に出していいんですよという働きかけになります。

但し、バイステックの7原則はちょっと独特の言い回しですので、知らないと、選択肢から確実に正答することは難しいかもしれません。
7原則のざっくりとした意味だけでいいので覚えておきましょう。

解答 4

問題5
「2016 年(平成28年)国民生活基礎調査」(厚生労働省)による世帯状況に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 「夫婦と未婚の子のみの世帯」、「単独世帯」、「夫婦のみの世帯」のうち、最も多い世帯構造は「夫婦のみの世帯」である。
2 「高齢者世帯」は全世帯の30%を上回っている。
3 世帯類型別にみると、「母子世帯」の割合は、5%を上回っている。
4 65歳以上の「単独世帯」では、男性よりも女性が多い。
5 65歳以上の男性の「単独世帯」における年齢構成では、男性は75~79歳が最も多
い。

こういう雑学クイズのような問題は改めて勉強する必要はありません。
なぜなら、範囲が広すぎるので、費やす時間をと取れる点数を考えた時に、コストパフォーマンスが低すぎるからです。
試験に向けて、いつもよりニュースに注意を払っておくとよいですね。

女性の平均寿命は男性より長いという一般常識で4を選べればラッキーです。

解答 4

問題6~10

問題6
現在の日本の雇用に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 終身雇用型の正規雇用はなくなった。
2 正規雇用も非正規雇用も、雇用保険の加入率に差はない。
3 65歳以上の者の就業率は2011年(平成23年)以降減少している。
4 非正規雇用者の割合は、全雇用者数の3分の1を上回っている。
5 パート・アルバイトの割合は、非正規雇用労働者数の30%を下回っている。

この問題も問題5同様改めて勉強する必要はありません。
でも、1、2、5は大きく間違っている選択肢ですので、問題5よりも解きやすいように思います。

1、2、5は一般常識的なところでXを付けたいですね。
1(減ってきてはいますがなくなったわけない)
2(正規雇用の方が断然多い)
5(非正規雇用労働者数の多くはパート・アルバイト)
のでXです。

3の「65歳以上の就業率」は増えていますし、国も増やそうとしています。
これは覚えておきましょう。
ですので3はXです。

消去法で
解答 4

問題7
地域包括ケアシステムを支える互助の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 所得保障を中心としたナショナルミニマムの確保
2 地域福祉向上のための住民の支え合い
3 市場サービスの購入
4 介護保険制度における介護サービスの利用
5 「高齢者虐待防止法」に基づく虐待への対応
互助というのは、簡単にいうと
ビジネス的や制度的ではないお互いの助け合いのこと
です。
「自助」「互助」「共助」「公助」という考えがあります。
知らなかった人は、テキストを読んでおきましょう。

それが分かれば、
2 地域福祉向上のための住民の支えあい
を選べます。

他の選択肢は
1(行政がすることなので制度的)
3(ビジネス的、お互いの助け合いではない)
4(行政がかかわることなので制度的)
5(行政がかかわることなので制度的、お互いの助け合いではない)
のでXです。

解答 2

問題8
日本国憲法第25条で定められている権利として、正しいものを1つ選びなさい。
1 幸福追求権
2 新しい人権
3 思想の自由
4 財産権
5 生存権

この問題は、憲法第何条に何が書かれているか、それが何権と呼ばれるかわからないと解けません。

憲法第25条で定められている権利のことを生存権といいます。
生活保護制度の根拠となっている権利です。
このまま覚えておきましょう。

解答 5

問題9
Eさん(64 歳、男性)は、4年前に企業を定年退職して無職であり、専業主婦の妻と二人で年金生活をしている。他の家族の医療保険の被扶養者ではない。ある日、Eさんは、自宅の庭掃除をしている時に転倒して、大腿骨を骨折した。そのため病院で手術をすることになった。
次の制度のうち、医療費の支払いに適用できるものとして、正しいものを1つ選
びなさい。
1 国民健康保険
2 介護保険
3 労働者災害補償保険
4 健康保険
5 後期高齢者医療

この問題は難しく考えることはありません。

年金暮らしの75歳未満ですので、
1 国民健康保険
でよいと思います。

4の「健康保険」と聞いていろんな医療保険の総称みたいな感じがしてしまった方は
悩んだかもしれませんが、健康保険とは簡単にいうと民間企業に勤めている人が入っている医療保険のことです。

一応他の選択肢をみてみると
2(病院の手術の支払いには使えないので)
3(労災ではないので)
4(民間企業に勤めていないので)
5(75歳未満なので)
のでXです。

解答 1

問題10
介護保険法第1条に規定されている内容に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 高齢社会対策の基本理念や基本となる事項を定める。
2 福祉サービス利用者の利益の保護及び地域福祉の推進を図る。
3 介護が必要となった者等が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営めるよう、保険給付を行う。
4 疾病、負傷若しくは死亡又は出産に関して保険給付を行う。
5 老人の福祉に関する原理を明らかにし、老人に対し、心身の健康の保持及び生活
の安定のために必要な措置を講じる。

介護保険法には「高齢者」「老人」「利用者」「入所者」という言葉はほとんど出てきません(サービス名・施設名などは除く)。

ですので、
1(高齢者…)
2(福祉サービス利用者…)
5(老人…)
はXです。

残る3、4ですが、
4は明らかにX
死亡、出産は介護保険には縁遠いです。

解答 3

問題11~15

問題11
介護保険制度における地域ケア会議の目的として、適切なものを1つ選びなさい。
1 居宅サービス計画の作成
2 事業所の事業運営の推進
3 市町村介護保険事業計画の策定
4 個別ケースの課題分析等を行うことによる地域課題の把握
5 介護認定の審査判定

地域ケアの目的は簡単にいうと
個別ケースと地域課題の検討
です。

ですので、
解答 4

ここでは触れませんが、
1、2、3、5は地域ケア会議とは直接関係ないものばかりです。

問題12
「障害者差別解消法」に基づく対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 車いすを使用している障害のある人がバスに乗車する時に、介助を依頼された乗
務員が身体障害者手帳の提示を求めて、乗車を許可した。
2 聴覚に障害のある人が市の窓口に来た時に、窓口担当者が手話通訳者と一緒に来
るように伝えた。
3 視覚に障害のある人がレストランに一人で入った時に、店員が介助者と一緒に来
るように求めた。
4 知的障害のある人が市役所の会議に出席した時に、本人の申出に応じて、わかり
やすい言葉で書いた資料を、主催者が用意した。
5 精神障害のある人がアパートの賃貸契約をする時に、不動産業者が医師の診断書
の提出を求めた。

「障害者差別解消法」という名前から障害を理由とした差別を解消しようという法律だろう考えます。
差別される側の気持ちで考えれば、より簡単ですね。

まず、
2、3、5は明らかに差別的なのでXとします。

1はちょっとわかりにくいかもしれませんが、
手帳を提示して許可(手帳がないと許可しない)というくだりが差別的です。

解答 4

問題13
「障害者総合支援法」における補装具として、正しいものを1つ選びなさい。
1 車いす
2 手すり
3 スロープ
4 床ずれ防止用具
5 簡易浴槽

補装具とは義肢、装具、車いすなどを言います。身に着けて使うイメージです。
知らなかった人は日常生活用具とあわせて覚えておきましょう。

解答 1

問題14
特定健康診査に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 胸囲の検査が含まれる。
2 生活習慣病の検査が含まれる。
3 がん検診が含まれる。
4 受診の後で、希望者には特定保健指導が行われる。
5 対象は 75 歳以上の者である。

この問題は特定健康診査のことが分からないと解けません。

特定健康診査とは
・生活習慣病の予防を目的
・40歳から74歳までの方を対象
・メタボリックシンドロームに着目
した健診です。
これだけ覚えておきましょう。

解答 2

問題15
Fさん(75 歳、女性、要介護3)は訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して、自宅(持ち家)で一人暮らしをしている。年金と貯金で生活してきたが、貯金もなくなって利用者負担額の支払いができないので、来月から訪問介護(ホームヘルプサービス)を断りたいとG訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。
G訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1 所属する事業所に、来月から訪問介護(ホームヘルプサービス)の利用がなくなる
と伝える。
2 扶養義務者がいたら、援助をしてもらうように勧める。
3 生活保護制度の申請を勧める。
4 金融機関から借入れをするように勧める。
5 担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に検討を依頼する。

この問題は、チームケアで総合的に検討するべきという視点で考えます。
スタッフが独断で結論を出している選択肢はXです。

ですので、
1(独断で利用中止を決めてしまっている)
2(独断で援助を勧めている)
3(独断で生活保護を勧めている)
4(独断で借り入れを勧めている)
はXです。

解答 5

問題16~20

問題16
サービス付き高齢者向け住宅に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 各居住部分には、台所、水洗便所、収納設備、洗面設備及び浴室の設置が義務づ
けられている。
2 居室の面積基準は、15㎡である。
3 食事の提供が義務づけられている。
4 入居者は必要に応じて、介護保険サービスの利用ができる。
5 対象者は、単身高齢者に限られている。

この問題は
4 入居者は、必要に応じて、介護保険サービスの利用ができる。
が当たり前すぎる正答ですね。
サービス付高齢者向け住宅は「住宅」ですから介護保険はもちろん使えます。
使えないのは、介護保険と同様の支援が受けられる一部の施設や病院などに限られます。

一応他の選択肢をみてみると
3(食事の提供義務はない)
5(単身高齢者に限らない)
はxです。

1、2のような選択肢の内容は覚えなくてよいです。
こういう問題を過去問でみて、面積の暗記を始めたりしないことが大事です。
そういうことは覚えなくても、だいたい問題は解けます。

サービス付き高齢者向け住宅は
・安否確認サービスと生活相談サービスが必須
・60歳以上の人が入居できる
・介護保険のサービスはもちろん使える
「住宅」です。これくらいを覚えておきましょう。

解答 4

問題17
2017年( 平成29年)4月現在、経済連携協定に基づく介護福祉士候補者等の受入れに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 介護福祉士候補者の受入れは、2002 年度(平成14年度)から始まった。
2 対象となる国は、東南アジア6か国である。
3 介護福祉士候補者の受入れ施設の要件は、常勤介護職員の2割以上が介護福祉士
であることである。
4 介護福祉士候補者の在留期間は、3年である。
5 介護福祉士として介護業務に従事する限り、日本に在留できる。

この問題も問題5同様改めて勉強する必要はありません。
解けた人は優秀(またはラッキー)です。

解答 5

問題18
社会福祉士及び介護福祉士法に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 介護に従事している者は、介護福祉士を名乗ることができる。
2 介護福祉士の業として、介護者に対する介護に関する指導が含まれる。
3 成年被後見人や被保佐人は、介護福祉士となることができる。
4 介護福祉士は信用失墜行為をした場合、罰則により1年以下の懲役または30万
円以下の罰金に処せられる。
5 介護福祉士国家試験に合格した日から、介護福祉士を名乗ることができる。

この問題の内容は介護福祉士についてのことですので、知っておきましょう。

5 X 合格をしても登録をしなければ、介護福祉士を名乗ることができません。これは知っていますよね?
1 X 介護に従事しているだけでは名乗れないので介護福祉士試験を受験するんですもんね。これも知っていますよね??
2 〇 介護者に対する介護に関する指導も仕事の一つですよ。
3 X 成年被後見人や被保佐人は介護福祉士となることができません。
4 X 信用失墜行為で懲役は重すぎます。最悪の場合、登録の取り消しになります。

解答 2

問題19
介護における自立に向けた支援に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 機能回復訓練を中心に介護計画を作成すること
2 他者の支援を受けずに、自らの力で生活できる状態にすること
3 本人の意思よりも、介護者からみた自立を優先すること
4 介護を受けていても社会参加できるように支援すること
5 自分で着衣し終わるまで、何時間でも介護者が見守ること

この問題は、その人が持つ能力の範囲で自立を目指すべきという視点で考えます。

まず、
3(介護者からみた自立を優先…)
は論外でX。

2(支援を受けながらその人が持つ能力の範囲で自立を目指すべき)
5(その人が持つ能力の範囲を超えていて極端)
はXです。

残る1と4ですが、
リハビリに限定している1と広い視野を持つ4を比べると、断然4が優れています。
問題1と同じような考え方です。

解答 4

問題20
Hさん(75 歳、女性)は、1か月前に介護老人福祉施設に入所した。脳梗塞の後遺症として、左片麻痺があり、認知症と診断されている。看護師として長年勤め、退職時は看護部長であった。Hさんは日頃から、介護福祉職に苦情を言い、周りの利用者とのトラブルも絶えない。特に日中の入浴に関しては、拒否が強く、「私は仕事があるから、夜に一人でお風呂に入りたい」という訴えが続いている。
介護福祉職のHさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 施設長から、特別扱いはできないことを説明してもらう。
2 夜の、居室での全身清拭に変更する。
3 Hさんの対応を、施設の看護職員に任せる。
4 家族から、既に退職していることを説明してもらう。
5 Hさんの働いていた頃の話を詳しく聴く。

利用者さんとのコミュニケーションへについての問題は、
寄り添っていないもの
事業所の都合を言っているもの
はまず外します。

1(事業所の都合)
2(事業所の都合)
3(事業所の都合)
はXです。

この利用者さんは認知症ですから、利用者さんの考え・認識を頭から否定してはダメですね。
4はXです。

解答 5

問題21~25

問題21
看護小規模多機能型居宅介護に関する記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 居宅サービスに位置づけられている。
2 長期間の宿泊を目的としている。
3 管理者は医師とされている。
4 都道府県域でのサービス提供を行う。
5 看護と介護を一体的に提供する。

この問題は看護小規模多機能型居宅介護について知らないと解くことができません。

ですが、ここまで細かい内容を覚える必要はありません。
解けた人は優秀(またはラッキー)です。

看護小規模多機能型居宅介護は
・通所と泊まり(短期)とヘルパーと訪問看護が一つになったサービス
・地域密着型サービスといい、利用者を市町村の住民に限定している
くらいを覚えておきましょう。

解答 5

問題22
個人情報を使用するに当たり、本人や家族への説明と同意が不要となるケースとして、適切なものを1つ選びなさい。
1 意識消失とけいれん発作を起こした利用者の個人情報を救急隊員に提供する場合
2 指定介護事業者が、サービス担当者会議に利用者の個人情報を提供する場合
3 行事で撮影した利用者の顔写真を、施設の広報誌に使用する場合
4 転居先の施設の求めに応じて、利用者の個人情報を提供する場合
5 実習生が、利用者の個人情報を閲覧する場合

個人情報の使用に同意が不要となるケースは、簡単にいうと
緊急時
です。

緊急事態が起こっている選択肢を探します。

1 意識消失とけいれん発作を起こした利用者の個人情報を救急隊員に提供する場合

解答 1

問題23
介護老人福祉施設における防災対策に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 消防法において、年1回以上の消火・避難訓練が義務づけられている。
2 大規模災害時には、災害派遣医療チーム(DMAT)の活動拠点本部になることが
義務づけられている。
3 災害対策基本法に基づき、避難行動要支援者名簿の作成が、施設長に義務づけら
れている。
4 避難訓練は、混乱が想定される夜間は避ける。
5 施設が作成する非常災害対策計画の内容は、職員間で十分に共有する。

この問題は
5 施設が作成する非常災害対策計画の内容は、職員間で十分に共有する。
が当たり前すぎる正答です。
作った計画はもちろん職員で共有します。

こういう問題は難しく考える必要はありません。
聞いたことのない用語が並ぶ選択肢に惑わされたら駄目です。
ましてや、覚える必要もありません。

1、2、3、4は飛ばします。

解答 5

問題24
一人暮らしの認知症高齢者のJさんが、一昨日、訪問販売で高価な寝具を購入して、家族が困惑している。この家族への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 Jさんが他者と関わらないように助言する。
2 国民生活センターで、契約を解除してもらうように伝える。
3 施設入所を勧めて、消費者被害を繰り返さないようにする。
4 クーリング・オフ制度を利用して、契約を解除できることを伝える。
5 自己破産制度を活用して、自己破産を勧める。
高齢者の犯罪被害についての問題です。対応を検討する対象は「介護福祉職」となっていて、よくわかりません。

まず、
1(出来事に対する対応のバランスがおかしい)
3(出来事に対する対応のバランスがおかしい、独断で施設入所を勧めている)
5(自己破産の必要性が不明で、独断で自己破産を勧めている)
のでXです。

残る2、4は「国民生活センター」または「クーリング・オフ制度」のどちらかを知っていれば正答できますが、知らなくても、50%の確率です。正答できたらラッキーということで。

2の「国民生活センター」は契約を解除する機能はありません。相談には乗ってくれます。
4の「クーリング・オフ」で契約を解除できる可能性はあります。

解答 4

問題25
「育児・介護休業法」に基づく、休業や休暇などの取得に関する次の記述の
うち、適切なものを1つ選びなさい。
1 育児休業期間は、子が満3歳になるまでである。
2 子の小学校就学前まで短時間勤務制度を活用できる。
3 子が病気等をしたときは、3歳まで年に10日間の看護休暇を取得できる。
4 要介護状態にある家族の通院の付添いをするときは、介護休暇を取得できる。
5 介護休業とは、2か月以上要介護状態が続いている家族を介護するためのもので
ある。
「育児・介護休業法」とあるので、育児や介護を理由とした休業についての法律だろうと考えます。
さらに、この試験は介護福祉士試験ですので、問われるのは、育児ではなく、介護についてと推測します。
つまり4か5が正答と見立てるということです。

4の「通院の付添い」のために休暇を取得できなかったら、活用しづらいですよね。
5の「2か月以上」はちょっと条件が厳しすぎます。
4と5を天秤にかけて、4

こういう問題は難しく考える必要はありません。
聞いたことのない用語が並ぶ選択肢に惑わされたら駄目です。
ましてや、覚える必要もありません。

1、2、3は飛ばします。

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